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【コスパ重視の賃貸探し】何階に住む?1階か2階以上か?【階が1つ上がると家賃は1000円高くなる】

1階と2階以上での家賃の違い

まず、階によってどの程度家賃が異なるのかを見てみましょう。

これは東京の八王子駅徒歩5分圏内、築15年程度のマンションで各階でそれぞれ募集があったものをhomesで見つけたものです。
この例では
1階→2階で+4000円
2階→3階で+1000円
ですね。
部屋のリフォーム状況によって部屋ごとで家賃差がある場合もありますが、大まかには一般的に階が上がるごとに1000円~5000円上がるというのがよくみられる家賃の値付けかと思います。

なお、マンションには部屋ごとに家主が異なる区分マンションとマンション1棟丸ごと同じ家主の1棟マンションがあります。
1棟マンションの場合は家主が同じなので、階が高いほど家賃が高いことが多いですが、区分マンションの場合は部屋ごとに家主が異なるので、家主の意向によっては階が高くても下の階よりも安い場合などもまれにあります。

1階と2階以上でのメリット、デメリット

次に1階と2階以上のメリット・デメリットを考えていきましょう。

1階のメリット・デメリット

メリット

・家賃が安い
・部屋が地上から近いので、すぐに部屋に入れる
・下の階に部屋がないので、音に気を付ける必要がない

デメリット

・日当たりが悪いことがある
・外から部屋が見えやすい
・虫が出やすい

2階以上のメリット・デメリット

メリット

・眺めがよい
・日当たり、風通しが良い

デメリット

・家賃が高くなる
・部屋に入るまでエレベーターか階段で登る必要がある

1階にするか2階以上にするか

1階にするか2階以上にするべきかは家賃差とそのデメリットが許容できるかどうかで考えることにします。
私は10年間一人暮らしをしてきた中で1階の部屋に住んでいたことがありますので、その経験も交えてご紹介していきます。

1階と2階の家賃差は?

先ほどの例では1階と2階で家賃差が4000円ほどありました。すべてがそれほどの差があるわけではないとは思いますが、ひとまずこの4000円差を基準に考えてみましょう。
月に4000円違うということは年で4.8万円、一日にすると133円です。

1階の日当たりの悪さ

まず1階のデメリットとして言われるのは日当たりがよくないので湿気がたまりやすい・洗濯物が乾かないということです。

目当ての部屋は本当に日当たりがよくないのかどうか

まずあなたが気になっている部屋が1階だったとして、その部屋が本当に日当たりが悪いかどうかがまず重要なポイントです。
この点に関しては立地により影響が出る部分でもあり、マンションによっては1階でも日当たりが良い場合もありますし、正面に大きな建物がある場合は2階、3階でも日当たりが悪い場合があります。
日当たりについてはhomesなどのサイトでも居間の明るさなどはある程度確認できますし、実際に内見してみるとよくわかるかと思います。

日当たりが悪いと洗濯物が乾きづらい

では、実際に内見してみて日当たりが悪い場合はどうするのがよいでしょうか。
私は1階の日当たりがよくない部屋に住んでいたことがあります。その経験では、洗濯物の乾きが悪い点が不満点でした。
洗濯物の乾きが悪い点については、ドラム式洗濯機を導入することも一つの選択肢になるかと思います。
ドラム式洗濯機は高額ではありますが、家賃が月4000円浮いた分3年分を洗濯機代に回せば15万弱になるので購入が可能になってくるかと思います。3年分をすべて洗濯機に回すのは抵抗があるかもしれませんが、洗濯物を干す作業から解放されることを考えるとお得な買い物といえるかもしれません。
ただし、その物件がドラム式洗濯機を設置できるかどうかは十分に確認しておきましょう。

また浴室乾燥機がついている部屋であれば、室内干しで乾かすという選択肢もあるかもしれません。
ただ、浴室乾燥機も万能ではなく、厚い衣類などは完全には乾きません。

湿気がたまりやすいかどうかは内見で確認

私が住んでいる経験では、湿気がたまって困るという経験は少なかったですが、湿気がたまってカビが生えやすいようであれば、内見の時にある程度わかります。
内見に行った際にじめじめしている部屋やかび臭い部屋というものは少なからずあります。
大家さんや管理会社は定期的に空室のメンテナンスのために窓を開けに行ったりはしていますが、常に窓を開けているわけではないので、内見時に湿気がたまりやすい部屋というのはわかることがあります。

1階は外から中が見えやすいことがある

物件によりますが、道路に面しているような物件の場合などは、窓を開けていると外から部屋の中が見えてしまう場合があります。
インナーカーテンなどである程度目隠しすることはできますが、もともと日当たりがよくないことが多いので、それが許容できるかは人によるのではないかと思います。
また、洗濯物を外に干すとそれが見えてしまうというデメリットもあります。
気になる方はこの点も大きなデメリットになるかもしませんね。
この場合は洗濯物が外から見えないように、ベランダの物干しが塀よりも低い場所にかけられるようになっているマンションに住むか、あるいは日当たりの問題と同様にドラム式洗濯機など乾燥機機能付きの洗濯機を購入することが選択肢になるかと思います。

虫が出やすい

地面から近いので、虫はでやすいです。
私が1階の部屋に住んでいた際は、ムカデやアリなどが部屋に出たことがありました。
ただ、これは1階だけではなく2階でも出ることがあり、周りに虫が多いような環境があるかどうかに依存すると思います。
この点に関して、マンションではない普通の一軒家でも虫は出るので、特別なデメリットではないですし、気になるようであればアリの巣ころりや殺虫剤など対策も可能です。
こちらも気になるかどうかは人によるかと思います。

2階以上のほうがおすすめなのか?

ここまで1階のデメリットとその対応策を考えてきました。
それぞれ対応策はありますが、やはり1階なりの不便さがあることは否めません。
ただ、この不便さも物件によって違ってきますので、私が部屋探しをする場合はそれが許容できる部屋であれば住んでいました。
例に挙げているように4000円差となるとかなり検討の余地があると思いますが、例えば1000円の違いであれば2階を選ぶと思います。

一方で1階は下に部屋がないので、床を鳴らしてもあまり問題がないというメリットはあります。
小さなお子さんがいらっしゃればこれは大きなメリットですが、一人暮らしの場合はリングフィットアドベンチャーを思うままにできるくらいのメリットになるでしょうか。
生活スタイルに応じては積極的に1階を選んでいきたいですね。

2階以上にする場合は何階にするか?

先ほどの例では2階と3階では1000円の差がありました。
一般的には階が上がるほど家賃が高い傾向にあります。
では各階で選択できる場合に高い階のほうが良いのがどうかを考えていきます。

階段かエレベーターか

普段の生活で階段で重い荷物を運んで上がるのはつらいという面があります。
また、それに加えて引っ越しや大型家電の運び込みでは階段のマンションの場合階が上がるほど料金が高くなる場合があります。
例えばヤマダ電機の家電の運び込みは下記のようになっているようです。
https://www.yamada-denkiweb.com/info/wcontents/kouji.html

引っ越しでも3階以上は引っ越し価格の10%追加で費用がかかるようです。
引っ越しをして、家電を新たに購入しても合計で2万程度ではありますが、余計に費用が掛かる点を考えると、階が高い場合はエレベーターのほうが好ましいですね。

ハトのフンに注意

階が高い部屋の場合、ベランダにハトが来てフンをしてしまう場合があります。内見時にハトのフンが多い、ベランダにネットが掛かっているような物件はハトのフンに注意する必要があるでしょう。
洗濯物を干せなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。

最上階は天井から熱が伝わってくることがある

一般的に最上階は日差しが屋上に当たっているので、暑くなる場合があるといわれることがあります。
私自身の経験では最上階に住んでも暑いと感じたことはないですが、そのようなことも言われることがあることは頭に入れておいてもよいかもしれません。

その眺望に年間12000円支払うか否か

あとは完全に好みになると思います。その部屋の景色が気に入ったのであれば、その景色に月1000円払うかどうかかと思います。
私はその眺望に1000円払うのか、その分を1年ためて旅行に行くのかを考えて判断しています。

まとめ

ここまで何階に住むのかを家賃とともにそのメリットとデメリットを見てきました。
この記事が皆様のご参考になればうれしく思います。